科学にワクワク 「島ものづくり塾」が開講

未来の科学技術の発展を担う子どもを育てる公益財団法人島財団による本年度の「島ものづくり塾」が19日に開講。和歌山県和歌山市本町のフォルテワジマで入塾式と1回目の講義が行われた。

同財団は島精機製作所(同市坂田)の島正博会長が設立。同塾は昨年度から始まり、本年度は県内の小学4~6年生を対象に、257人の応募者の中から30人が選ばれた。

新型コロナウイルス感染症対策のため、会場にはパーテーションが設置され、保護者は別室から見守った。

入塾式で島正博会長は「実験やものづくりを体験し、創造力や知恵を身に付けて未来に貢献できる人が育つと期待している」とあいさつ。大江嘉幸理事長から塾生に入塾証が手渡された。

1回目の講義は「グライダーを作って揚力等を学ぼう」。ぶら下げているおもりや空を飛ぶ飛行機にはどんな力が働いているかを実験で学び、グライダーを制作した。

海南市北野上から参加した内藤蓮介君(9)は「ものを作るのと科学が好き。グライダー作りは細かい作業が多くて大変だった。(塾では)気球みたいなものとかも作ってみたいと思った」と話していた。

島ものづくり塾は2021年3月までの半年間、月に1回開かれ、音や空気、電磁気などさまざまなテーマで学ぶ。

グライダー作りに挑戦する小学生たち

グライダー作りに挑戦する小学生たち

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