第2波は若年層中心 新型コロナ無症状も増加
和歌山県は、7月29日時点の県内の新型コロナウイルス感染者140人について、2~5月判明分と6月以降の比較データを公表した。最も多い年齢層は2~5月が50代、6月以降は20代となっており、重症度では、6月以降は無症状者の割合が増えている。
感染者数は、5月までが63人、6月が1人に対し、7月9日以降は76人が確認され、感染第2波とみられる急増が続いている。
感染者の年齢層は、2~5月の63人では50代が20人で最も多く、次いで60代が9人。一方、6月以降の77人では20代が27人で突出して多く、50代が14人、20歳未満が13人と続いている。要因は、大学生など若い世代が大阪などで飲食し、友人宅に集まって宿泊するなどして感染が広がる事例が増えているため。
重症度の内訳をみると、軽症~中等症は2~5月で81%、6月以降は79%でほぼ同じだが、無症状が2~5月は6%だったのに対し、6月以降は16%に増えている。濃厚接触者の調査により、早い段階で検査ができていることが功を奏しているとみられる。
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