子どもの権利守る HMLがリーフレット

子育て支援や子どもへの暴力防止活動に取り組むハッピー・ママ・ライフ(HML、寺村多喜代表)は、虐待やいじめといった暴力について子どもたちに正しい知識や身を守る方法を学ぶCAP(キャップ)プロジェクトの新しいリーフレットを作成した。

HMLでは、2011年度から御坊市教育委員会の委託を受けてワークショップを開始。昨年度は小学校8校で9回、子ども向けと保護者向けのワークショップを実施している。

リーフレットは、内容をいつでも思い出してもらえるように毎回ワークショップ後に配布。新型コロナウイルスや豪雨災害など、不安が続く状況で子どもたちに発信したいと制作した。新しいリーフレットでは多様性と人権尊重のメッセージを込め、髪型や服装、性別などさまざまな姿の子どもたちが描かれている。子どもが電話相談できる連絡先には、性暴力救援センターわかやまmine(マイン)も追加。「安心」「自信」「自由」の三つの権利が奪われそうになったら、声を上げることや信頼できる人に相談することなど対処法を掲載している。

リーフレットは、ことしワークショップをする学校で配布。これまでに参加した御坊市内の小学4年生以上や箕島小、広小で参加した児童にも配布している。

HMLの竿本有紀さんは「子どもには、どんなときでも安心、自信、自由の権利がある。困ったときは必ず力になってくれる人がいるので、諦めずに相談してほしい」と話している。

問い合わせはメールでHML事務局。

 

新しいリーフレットを手にHMLのメンバー(HML事務局提供)

関連記事

同じカテゴリのニュース一覧