新たに4人が感染 田辺の飲食店関係者ら
和歌山県は20日、新たに4人が新型コロナウイルスに感染したことが確認されたと発表した。4人はすでに感染者が出ている田辺市の飲食店「ねむの木」の従業員や家族らで、10歳未満の男子小学生、10代の女子高校生、30代会社員男性、30代女性。全員が田辺保健所管内在住で医療機関に入院しており、病状は安定している。
県内の感染者は累計219人となり、36人が入院している。
男子小学生は18日に感染が発表された30代女性経営者の同居家族で、女子高校生は別居親族。30代男性は18日に感染が発表された従業員の同居家族。30代女性は同店の従業員。
男子小学生は14日に発熱、女子高校生は13日から熱が出ていた。30代男性は濃厚接触者として検査し、15日には陰性の結果が出ていたが16日から18日まで発熱が続き、19日に陽性が判明した。30代女性従業員は16日に発熱や頭痛、咽頭痛があり検体を調べたところ陰性だったが、17日以降も発熱や頭痛が続き、再度の検査で19日に陽性が判明した。
記者会見した県福祉保健部の野㞍孝子技監は「今回の飲食店では換気をしたり、(利用者同士の)間隔を空けるなど基本的な感染防止対策は取れていたようだ。お客さんに感染者が出ないことを切に願っている」と話した。
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