2024年で廃止へ 海南高定時制課程

和歌山県教育委員会は、県立海南高校定時制課程について、22年度から生徒募集を停止し、24年度末に廃止することを決定した。

同課程は1948年10月に開校し、働く学生らを中心に多くの卒業生を送り出してきたが、年々入学生は減少。本年度の新入生は0となっていた。

「県立高等学校再編整備基本方針」では定時制高校の入学生徒数について、募集定員の20%未満の状態が2年続いている場合は統廃合を検討することが示されている。

同校は2013年度から募集定員の20%に満たない状況が続いており、県教委では8月に再編整備案として県民に意見を募集。それらを踏まえて検討し、和歌山市の定時制・通信制教育の拠点校での教育が充実してきていることや、中学校の卒業予定者数が減少することから廃止を決めた。

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