HYDEサザンの模型 愛好家が和歌山市に寄贈

模型愛好家のクラブ「チームオーバーレブ」の有志は9日、10月4日まで運行している南海電鉄の車両「HYDEサザン」のミニチュア模型を、和歌山市に贈呈した。

模型は縮尺150分の1で1両が135㍉㍍。大きさは連結部分と固定台の長さを含み横570㍉㍍、奥行き60㍉㍍、高さ50㍉㍍。

昨年11月に開催された同クラブの模型展示会を尾花正啓市長が訪問。模型好きで同市在住の松下正和さん(43)が「和歌山市に何か記念となる模型を」と申し出たところ、尾花市長が「ふるさと観光大使のHYDEさんが考案したHYDEサザンの模型を」と依頼し実現した。

模型は、㈲エアロベースの岩見慎一代表取締役(54)がシール・ラッピングを担当。和歌山模型の大北清貴さん(66)が貼り付けをし、約半年かけて制作した。壊れにくいように全てニス止めをし、落ちないように固定。塗装は紫外線を防ぐように工夫を施した。HYDEさんの顔がしっかりと分かるように全体的に明るい印象に仕上げた。

贈呈式には松下さんと岩見さん、大北さんが出席。3車両を受け取った尾花市長は「本当にありがたい。膨大なデータを小さな形に繊細にまとめていただいた」と感謝をした。

松下さんと岩見さんは「模型を作ってみたいと興味を持ってもらえたらうれしい」、大北さんは「製作の作業が楽しい。多くの人に今回の模型を見てもらい、喜んでいただければ」と話した。

模型車両は10月4日以降、市民図書館と南海電鉄、HYDEさん本人に渡す予定。

 

模型を手にする尾花市長㊧とチームオーバーレブの有志

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