田辺A優勝 英語で出題・回答の高校生クイズ

和歌山県教育委員会が主催する「第9回わかやま高校生クイズin English」が12日、和歌山市中之島の県立体育館で行われた。県内の13校53チーム、計158人が参加し、県立田辺高校Aチームが優勝した。

「国際人育成プロジェクト事業」の一環として、英語力と国内外に関する知識を身に付け、世界で活躍できる人材を育てるため実施。新型コロナウイルス感染対策のため、会場をわかちか広場から変更し、早押しクイズではフェイスシールドを装着するなど対策が行われた。

予選は○×クイズを行い、15問正解先取で勝ち上がった6チームが本選の早押しクイズに出場。決勝戦には田辺高校Aチーム、日高高校チーム、近畿大学付属和歌山高校Gチーム、Lチームの4チームが残った。

クイズは「わかやま何でも帳」などから和歌山に関する問題、世界の歴史や常識問題を全て英語で出題。「明治5年から女性が入れるようになった高野山の道の名前は?」「IOC国際オリンピック委員会の本拠地はどこか?」といった問題を真剣な様子で聞き、チームで相談しながら答えていた。

田辺高校Aチームは井本彩音さん、東谷美侑さん、浜口姫生さんの1年生3人組。中学の頃からクイズ大会「挑戦!わかやまの歴史」に出場していたメンバーで、大会に向けては3人で分野を分担して勉強してきたという。リーダーの井本さんは「最初は優勝できると思っていなかった。この大会に向けて勉強してきたので、クイズを通して知ったこともたくさんあった。来年も出たい」と話していた。

早押しでは問題に熟考する生徒も

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