AIロボット開発も ベンチャーが和市進出

ウェブシステムの開発、IoTソリューション事業などを手掛ける㈱New Innovations(東京都文京区、中尾渓人代表取締役CEO)が和歌山県和歌山市にオフィスを設置することが決まり7日、県と進出協定を締結した。

同社は2018年設立のベンチャー企業。AI、IoTなどの技術を用いた無人店舗ソリューションやシステムを提供している。設置するオフィスの名称は「㈱New Innovations 和歌山研究開発センター」。梅原のノーリツプレシジョン㈱オフィス棟4階の和歌山インキュベーションセンターに入居し、AIカフェロボット「root C」の開発などを行う。今月中旬の操業開始を予定している。

同市出身の中尾CEO(21)は県庁であった進出発表会で「生まれ育った地ですごくご縁を感じる。非常に喜ばしく思っている」と語り、ノーリツプレシジョン㈱の星野達也社長は「地方創生や日本のものづくりの活性化につなげていきたい」と意気込みを示した。大山茂県商工観光労働部長は「大変喜ばしい。さらにビジネスを拡大していただき、将来的に和歌山を代表する企業になっていただくことを期待している」と話した。

協定書を手にする中尾CEO(右から2人目)ら

協定書を手にする中尾CEO(右から2人目)ら

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