私募債で遊具 貴志川工業が児童施設に

㈱紀陽銀行(和歌山県和歌山市本町、松岡靖之頭取)は6日、貴志川工業㈱(紀の川市貴志川町、吉田篤生社長)が発行する「紀陽CSR私募債」を受託、同社から受けた手数料の一部を用いて児童養護施設こばと学園(和歌山市直川、山本真紀園長)に遊具などを寄贈した。

贈られたのはバスケットゴール2台と、砂場遊具1セット。同園で行われた寄贈式で、吉田社長が山本園長に目録を手渡した。

同園の未就学児3人は早速、贈られた砂場遊具を使って吉田社長や同席した同行和歌山東法人営業部の宗知昭次長らと、ままごとで一緒に楽しく遊んだ。

同園を支援している和歌山東ロータリークラブのメンバーである吉田社長は毎年、子どもたちとミカン狩りなどで交流を深めている。山本園長から数カ月前の突風によりバスケットゴールが倒れて使えなくなったことを聞き、子どもたちのためにバスケットゴールと古くなっていた砂場遊具を合わせて寄付することにした。

山本園長は「笑顔で遊ぶ子どもたちの姿を見ることができました。子どもたちの夢がかなって良かった」と感謝していた。
吉田社長は「今回の私募債発行と子どもたちが欲しがっていたバスケットゴールのタイミングが合って寄贈できた。これまでにも、私募債を発行して学校関係に寄贈していますが、これからも続けていきたい」と話した。

目録を手に山本園長㊧と吉田社長

目録を手に山本園長㊧と吉田社長

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