二人三脚で歩み名店に 西郷寿しが40周年

寿司やあら炊きなど、素材本来のおいしさが堪能できる寿司店「西郷寿し」(和歌山県和歌山市北新)がことし開店40周年を迎えました。

店主の原宗夫さん(71)と和子さん(69)夫妻が営む同店。店主こだわりの新鮮な食材と、温かく落ち着いた雰囲気が人気で、多くの人に愛され続けています。

原さん夫妻は旧南部川村出身。宗夫さんは、20歳から大阪の守口市にあった「西郷寿し」で約10年間修業を重ね、のれん分けの形で、同じ屋号で真田堀通り沿いに店を構えたのが1980年のこと。「最初の頃は、お客さんがゼロの日も珍しくなくて、本当に大変でした」と当時を振り返ります。

状況が好転したのは開店から1年半後。和子さんと結婚し、2人で店を切り盛りするようになってからだといいます。職人肌の宗夫さんと、宗夫さんを支える和子さんの二人三脚。本物の味と2人に会えることを楽しみに来店する人も多く、地元の人はもちろん、遠方からも足を運んでくれるなど、たくさんの人に愛される店となりました。「いろいろあったけれど、ここまでやってこられたのは、皆さまのおかげ。本当に感謝しています」と声をそろえます。

ねじり鉢巻きをした大将と割烹着姿の女将さんが迎えてくれ、氷が敷き詰められた寿司ネタのショーケースなど、随所に昭和の懐かしさを感じることができる同店。寿司の値段は開店当時から変わっていないというから驚きです。

11月ごろからは、「西郷鍋コース」など、毎年大人気の忘年会の予約受け付けも始まります。「ご縁に感謝しています。これからも安心して食事を楽しんでいただけるよう、感染予防対策に努め、皆さまのご来店をお待ちしています」と和子さん。また宗夫さんは「感謝の気持ちでいっぱいです。夫婦とも、これからも健康に気を付けて、一年でも長く続けていきたいです」と話しています。

【西郷寿し】和歌山市北新4の3▽℡073・428・2691▽午後5時~11時(10時半OS)▽定休日=日曜、月曜、祝(不定休)

「ご縁に感謝しています」と原さん夫妻

「ご縁に感謝しています」と原さん夫妻