高校総文プレ大会が開幕 来夏へ生徒ら躍動

来年夏に和歌山県内で初めて開催される第45回全国高校総合文化祭「紀の国わかやま総文2021」のプレ大会総合開会式が25日、和歌山市の県民文化会館大ホールで行われ、式典や県内高校生による発表などが舞台で繰り広げられた。

式典は、和歌山北、向陽、桐蔭、和歌山商業、箕島各校の合唱、吹奏楽の生徒による式典音楽隊の演奏に乗せて、大会の22部門の代表生徒が入場し、華やかに開幕した。

生徒実行委員会委員長の前冬磨さん(開智2年)はあいさつで、高知県のプレ大会を訪れた際、自分と同じ高校生が総文を成功させるという目標に向かって全力で頑張る姿、多くの人を笑顔にしている姿を目の当たりにし、自分の考えが大きく変わったことを紹介。「私たち一人ひとりができることを一つひとつ積み重ねることで、多くの人を感動させる大会にしたい」と本大会へ思いを話した。

大会イメージソング「届けよう 和の心」の合唱、次年度開催県の東京都生徒実行委員会からのビデオメッセージに続き、県生徒企画委員会がこれまでの活動を振り返るオリジナル劇を演じた。

開催地発表では、県内の高校生がダンス、和太鼓、マーチング、朗読、声明などを披露。大会テーマの「届けよう和の心 若葉が奏でるハーモニー」に沿って、和歌山で育まれた生命が多くの仲間たちと共に未来に羽ばたくストーリーを表現した。

式典の後、同市のけやき大通りでパレードが行われ、県生徒企画委員会や各部門の代表生徒、県内の高校・中学の吹奏楽部、バトン部らが爽やかな演奏、演技で行進した。

プレ大会の各部門は8月上旬から順次始まっており、来年3月にかけて展示や発表、生徒の交流会などが行われる。

 

あいさつする生徒実行委員長の前さん

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