和歌山県病院協会特集

和歌山県病院協会 創立70周年記念式典

 

厳かな雰囲気の中で執り行われた記念式典

厳かな雰囲気の中で執り行われた記念式典

医療従事者の使命果たす

公益社団法人和歌山県病院協会(和歌山県和歌山市手平、上野雄二会長)がことし創立70周年を迎えた。コロナ禍の中、和歌山市湊通丁北のホテルアバローム紀の国で約110人が出席して記念講演と記念式典が挙行された。

式辞を述べる上野会長

式辞を述べる上野会長

記念式典であいさつに立った上野会長は「少子高齢化や人口減少社会による病院医療需要の減少、病床数適正化、地域医療の再編や統合など、地域医療構想が国の医療政策の要となっている。いま医療は大きな転換点を迎えており、今後10年先を見据えた病院医療の在り方を模索する日々だが、協会の英知を結集して病院としての使命を果たしていきたい」と式辞を述べた。
長年にわたり協会に貢献した橋本病院の橋本忠美理事長、十一番丁てらしたクリニックの寺下俊雄理事長、河西田村病院の田村公之理事長、誠佑記念病院の上野雄二理事長、恵友病院の川嶋寛昭理事長、中谷病院の中谷剛理事長、海南医療センターの山田陽一名誉院長、和歌浦中央病院の尾﨑慶和事務局長、山本病院の山本博晟理事長、南和歌山医療センターの中井國雄名誉院長に感謝状が贈られ、受賞者を代表して橋本忠美理事長が謝辞を述べた。
来賓の祝辞で仁坂吉伸知事は「コロナ禍においても、皆さんのおかげで全国的に比較しても対応ができている。病院協会の皆さんの働きが報われるような形にしていかなければならない」と述べ、岸本健県議会議長、尾花正啓和歌山市長、寺下浩彰県医師会長も続けて祝辞を述べた。
式典の最後に平岡眞寛副会長が「コロナという今まで経験したことのない状況が医療業界に及んでいる。医療の環境はさらに厳しくなっていく一方で医療を守っていかねばならない。今後も連携しながら県民を守っていく」と決意を示し閉会の辞を述べた。

上野会長㊧から感謝状が橋本理事長へ贈られた

上野会長㊧から感謝状が橋本理事長へ贈られた

 


和歌山県病院協会沿革

昭和25年7月 和歌山県病院協会創立。田辺市大浜館で第1回総会開催。協会事務局を和歌山県医務課に置く。加入病院数20病院。
昭和27年1月 日本病院協会へ加入。
昭和44年5月 和歌山県私立病院事業協同組合設立。
昭和45年10月 社団法人和歌山県病院協会の認可を受ける。
昭和45年11月 協会事務局を県医師会会館(和歌山市小松原通り1-1)へ移転。
昭和55年5月 協会創立30周年記念式典開催。協会創立30周年小誌を刊行。
昭和57年1月 協会会館(和歌山市吹上2-3-15)が開館し、事務局を移転。
平成3年1月 和歌山看護専門学校設立(和歌山市鳴神129-5)。
平成3年4月 協会厚生年金基金設立。
平成9年7月 和歌山看護専門学校校舎(和歌山市西庄1107-26)が移転。
平成12年7月 協会「50年史」刊行。
平成12年11月 協会創立50周年記念和歌山県病院大会を開催。
平成16年4月 協会事務局を和歌山ビッグ愛(和歌山市手平2-1-2)へ移転。
平成17年4月 和歌山看護専門学校2年課程(通信制)開校。
平成23年5月 協会創立60周年記念式典開催。60周年記念誌「10年のあゆみ」刊行。
平成24年4月 公益法人へ移行。
平成25年3月 和歌山看護専門学校2年課程(通信制)閉課。
平成26年11月 医療勤務環境改善支援センター開設。
令和2年10月 協会創立70周年記念式典をホテルアバローム紀の国で開催。

 


歴 代 会 長

初代会長 勝 慶徳(和歌山赤十字病院) 昭和25年7月~昭和36年6月

第2代会長 濱 光治(浜病院) 昭和36年6月~昭和46年5月

第3代会長 堀口 銀二郎(堀口整形外科病院) 昭和46年5月~昭和53年6月

第4代会長 遠藤 香苗(和歌浦中央病院) 昭和53年6月~平成元年5月

第5代会長 月山 和男(月山病院) 平成元年6月~平成17年5月

第6代会長 成川 守彦(桜ヶ丘病院) 平成17年5月~平成28年5月

第7代会長 上野 雄二(誠佑記念病院) 平成28年5月~現在

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