大切な人へ思いつなぐ 年賀はがき販売開始

2021年用のお年玉付き年賀はがきが全国一斉に発売された29日、和歌山県和歌山市一番丁の和歌山中央郵便局(石橋守局長)にも発売を待っていた人々が次々と訪れた。

午前9時の発売開始前から列ができ、一番乗りで買い求めた同市の神木輝巳さん(69)は「毎年、発売初日に中央郵便局の記念押印をはがきに押すため買いに来ている。40年以上続けており、きょうも楽しみに来た」と笑顔で話した。

同局によると、全国の年賀はがきの発行枚数は19億4000万枚。県オリジナルの串本町の「橋杭岩の初日の出」がデザインされた68円の寄付金付き年賀はがきは26万8000枚を発行し、県内の各局で取り扱う。

また、同局から市立博物館に寄贈し、9月に同館で展示されていた昔の同局や郵便業務などの写真をプリントした特製絵はがきを、年賀状50枚以上購入した人にプレゼントしている(なくなり次第、終了)。

年賀はがきのお年玉商品は、昨年に続き1等が現金30万円または電子マネー31万円分。2等がふるさと小包など、3等が切手シートとなっている。年賀状の受け付けは12月15日に開始する。

石橋局長は「ことしは〝思いをつなぐ年賀はがき〟をテーマに、離れている人に会いにいけない時代だからこそ、思いを込めた年賀はがきを正月にお届けしたい思いで発売した」と話し、同局前を通る人に活用を呼び掛けていた。

 

年賀はがきの販売が始まった窓口

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