コロナ影響で0.96倍 県内の有効求人倍率

9月の和歌山県内の有効求人倍率(季節調整値)は0・96倍(前月比0・01ポイント低下)で、2カ月連続で悪化した。和歌山労働局は「雇用情勢は、求職が求人を上回り、厳しさがみられる。新型コロナウイルス感染症が雇用に与える影響に、引き続き注意する必要がある」としている。

近畿の有効求人倍率は1・03倍(同0・01ポイント低下)、全国も1・03倍(同0・01ポイント低下)で、悪化が続いている。

県内の新規求人(原数値)は前年同月比8・5%減の5755人で9カ月連続の減少。有効求人(季節調整値)は前月比0・8%増の1万4691人で、4カ月連続の増加となった。

新規求人を産業別に見ると、教育・学習支援業(196人増)などで増加し、製造業(257人減)、卸売・小売業(205人減)、運輸・郵便業(136人減)、サービス業(85人減)などで減少した。

新規求職者(原数値)は、前年同月比1・3%増の2981人で4カ月連続の増加。有効求職者(季節調整値)は前月比1・9%増の1万5288人で5カ月連続の増加となった。新規求職者(パート含む常用、原数値)のうち在職者は746人、離職者は1902人だった。

正社員について(いずれも原数値)は、有効求人倍率は0・70倍で、前年同月比0・28ポイント低下。有効求人は同14・6%減の6340人、有効求職者は同19・4%増の9086人となった。

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