新たに陽性6人 県内の感染者累計338人

和歌山県は17日、県内で新たに10~60代の6人が新型コロナウイルスに感染したことが確認されたと発表した。県内の累計感染者数は338人。6人のうち1人は大阪府内の医療機関で判明したため、県内の累計には数えられていない。

居住地の保健所管内別内訳は和歌山市2人、岩出2人、橋本2人。

和歌山市の感染者は、50代会社員男性と50代介護事業所職員女性。50代男性は14日に感染が発表された50代男性の知人。15日に発熱、頭痛、全身倦怠感があり、同日に濃厚接触者として検体採取を受け、16日に陽性が判明した。症状は安定している。

50代女性は市内の介護事業所に勤務し、利用者とも接触があった。14日に発症し、16日に医療機関で肺炎像が確認された。症状は安定している。

岩出保健所管内の感染者は、20代医療従事者女性と60代無職男性。20代女性は14日から鼻水などの症状があり、大阪府内での受診で陽性が判明した。症状は安定している。

60代男性は9日からせきが続き、17日に陽性が判明した。17日夕方時点で意識はあり、会話もできるが、酸素投与が必要な重症という。

橋本保健所管内では、10代女子高校生と50代障害福祉サービス事業所職員の男性が感染。女子高校生は、12日発表の男子高校生の同学年で、9日から発熱などがあり、16日に濃厚接触者として検体を採取していた。

50代男性は橋本市内の飲食店「創菜こころ」を利用していた。同店の利用者から4人の感染が判明しており、県は今月3~15日に同店を訪れた人に最寄りの保健所に連絡するよう呼び掛けている。

県福祉保健部の野㞍孝子技監は記者会見で、「飲食をして症状が出た場合は早めに医療機関に相談、受診してほしい」と呼び掛け、「感染された方への誹謗(ひぼう)中傷はしないようにお願いする」と述べた。

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