感染状況「由々しき事態」 知事会で仁坂氏
全国知事会新型コロナウイルス緊急対策本部(本部長=飯泉嘉門徳島県知事)が23日、ウェブ形式で開かれ、仁坂吉伸知事は和歌山県庁から参加。新型コロナウイルス感染症対策について自身の考えを述べた。
対策本部は、東京都内の都道府県会館と全国各地をウェブでつなぐ形式で開かれた。
新型コロナの新規感染者数が全国で2000人を超える日が続き、県内でも連日5人以上の感染者が確認されている。仁坂知事は感染の拡大状況について「和歌山県も(新規感染者が)結構たくさん出ている。由々しき事態になっている」と危機感を示し、「経済や生活を回し、感染防止を図ることが目標となる」と述べた。
また、新型コロナの対策について「行動の制約の強弱で勝負しようとしている。政策手段を二つ以上にするべきだ」と強調し、積極的な疫学調査などの重要性を訴え、「なぜ東アジアではうまくいっていて欧米ではうまくいっていないのか科学的に分析することが重要だ」と述べた。
会議では、政府の観光支援事業「GoToトラベル」について、新型コロナウイルスの感染状況が4段階中2番目に深刻な「ステージ3」相当となった地域は、対象から除外するよう求める提言をまとめた。
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