コロナ対策予算案など審議 12月県議会開会

和歌山県議会12月定例会が27日開会し、県当局は総額約33億8600万円の本年度一般会計補正予算案など計32議案を上程した。

仁坂吉伸知事は提案理由説明に先立ち、新型コロナウイルスの感染拡大にふれ「世界的に感染がまん延し、長期化が避けられない中、地域の経済やくらしを守るために、覚悟を持って感染防止対策と経済活動の両立に取り組むことが必要」と述べ、保健医療行政による感染拡大の抑止、事業継続の支援などを強力に進めていくことを説明した。

カジノを含む統合型リゾート(IR)の誘致については、国が区域整備計画の認定申請期間を9カ月延期することなどを公表したことを受けて、県も事業者公募の提案審査書類などの提出期限を約3カ月延期したことにふれ、「今後も国の動向や社会情勢を踏まえつつ、事業者の選定、区域整備計画の作成など国への区域認定申請に向けた取り組みを着実に進めていく」と述べた。

12月定例県議会の会期は12月17日まで。一般質問は12月8~11日に予定されている。

 

新型コロナへの対応などを語る仁坂知事

関連記事

同じカテゴリのニュース一覧