わかやま新報は、和歌山市を中心とする和歌山県北部唯一の日刊新聞です。

新型コロナ週末９人　17例目クラスターも

新型コロナウイルス感染症について、和歌山県は１２日に６人、１３日に３人が新たに感染したと発表した。県内の累計感染者は５５４人。１３日午後１時時点で６４人が入院している。

１２日に発表された居住地別の感染者数は和歌山市４人、岩出保健所管内１人、橋本保健所管内１人。

和歌山市の感染者は２０代会社員男性、４０代保育所職員女性、１０代女子中学生、３０代無職男性。２０代男性が働いていた作業工場ではすでに４人の感染が判明しており、県は県内１７例目のクラスター（感染者集団）に認定した。４０代女性と女子中学生は１１日に感染が発表された男子高校生の同居家族。女性は和歌山市内の保育所に看護師として勤務している。３０代男性は１１日に感染が発表された７０代女性の同居家族。

岩出保健所管内では２０代会社員男性、橋本保健所管内では５０代介護事業所職員女性が感染。５０代女性は看護師で最終勤務は９日だった。

１３日に発表された橋本保健所管内の４０代介護事業所職員の女性は、１２日に感染が発表された５０代女性の同僚。入院しているが、無症状という。

また、田辺保健所管内の５０代会社員女性は、１２月５日から６日にかけて家族４人で三重県へ宿泊旅行をしていた。入院中で症状は安定。他の家族３人も濃厚接触者として検査している。

この他、３０代会社員男性は東京に単身赴任中で、橋本保健所管内の実家へ帰省途中の１０日に、せきや鼻汁、全身の倦怠感などの症状があり、１１日に医療機関を受診。１３日に陽性が判明した。入院中で、症状は安定している。