年賀状に思い託し 郵便局で引き受け開始

年賀状の引き受けが15日、全国一斉に始まった。和歌山中央郵便局(和歌山県和歌山市一番丁、石橋守局長)では、同局正面西側に「年賀郵便専用ポスト」を特設。石橋局長が、元日に届けるため25日までに投函(とうかん)するよう道行く人に呼び掛けた。

ことしの元日の配達枚数は12億9000万通で、来年は例年並みと見込んでいる。

午前9時になると同時に息子の悠君(2)を抱き、一番乗りで特設ポストに投函した丹野真衣さん(37)は「毎年15日の引受開始日にはがきを出します。主人と私の両親それぞれに送りました。お世話になった皆さんにもこれから書いて投函します」と笑顔で話していた。

この日、専用ポストに投函した人には、同局の前身「和歌山郵便局」のレンガ造りの局舎がプリントされた特製はがきを数量限定でプレゼント。はがきには和歌山商工会議所(旧和歌山商業会議所)の2代会頭・垂井清右衛門も描かれており、ひ孫の垂井合名会社社長の垂井一さんが招かれた。

石橋局長は「コロナ禍で帰省ができず、人に会うのが難しいので、年賀状であいさつしてもらえれば」と呼び掛けている。

石橋局長㊧から特製はがきを受け取る丹野さん親子

石橋局長㊧から特製はがきを受け取る丹野さん親子

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