感染状況油断できない 県内コロナ新規6人

和歌山県は20日までに、県内の20~70代の男女6人が新たに新型コロナウイルスに感染したことが確認されたと発表した。県内の感染者は累計578人、18人が退院したため、20日1時時点で入院中の患者は32人となった。

19日に感染が発表されたのは和歌山市の60代無職女性。16日から発熱やせきなどの症状が現れ、18日に医療機関で検体を採取し、陽性と判明した。症状は安定しており、訪問介護を受けた際に接触した人と別居家族を検査している。

この日は11月9日以来、40日ぶりに新規感染者が1人だったが、記者会見で県福祉保健部の野㞍孝子技監は「他府県の感染状況を見ても決して油断はできない。引き続き予断を許さない状況にある」と述べた。

20日には5人の感染を発表。居住地別の感染者数は和歌山市2人、岩出保健所管内3人。

和歌山市の感染者は20代アルバイト男性、50代自営業女性。20代男性は18日から発熱、せき、全身倦怠感などがあった。50代女性は17日からせきや発熱、全身の倦怠感があった。ともに症状は安定している。

岩出保健所管内の感染者は20代会社員男性、30代会社員男性、70代自営業男性。20代男性は今月9日に感染が発表された20代女性の同居家族。9日に濃厚接触者として検体採取をした際は陰性だったが、その後、発熱、咽頭痛、頭痛などの症状が出て医療機関を受診。検査で陽性が判明した。症状は安定している。30代男性は19日から発熱、せき、頭痛などがあり、検査で陽性が判明。職場は同保健所管内。症状は安定している。70代男性は12日からせき、関節筋肉痛などがあり、20日に陽性が判明。肺炎像が確認されており、症状は重症。

「引き続き予断を許さない」と野㞍技監㊧(19日、県庁)

「引き続き予断を許さない」と野㞍技監㊧(19日、県庁)

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