安心の初詣へ準備 和歌浦天満宮で縁起物
新年を前に、和歌山県和歌山市和歌浦西の和歌浦天満宮(小板政男宮司)で20日、新春に巫女(みこ)の務めをする学生向けの講習会があり、緋袴(ひばかま)の着方、心構え、新型コロナウイルス感染症の対策などを学んだ他、破魔矢の絵馬付けを行った。
今回は高校生、大学生など約20人が参加。姉妹での参加もあった。新型コロナの対策については、手すりをこまめに消毒することなどを確認した。新春は巫女らがフェイスシールドも着用する予定。
同天満宮では、大きさの異なる2種類の破魔矢約800本を用意。この日は朱色の袴と白衣を着用した学生たちが疫病退散の伝承がある「赤べこ」が描かれた絵馬を破魔矢に付ける作業を行った。和歌山大学経済学部4年生の最田理紗さん(22)は「身が引き締まる思い。新型コロナの影響でいつもと違う初詣になると思いますが、安心してお参りいただけるよう、対応を完璧にしたい」と話していた。
破魔矢は大みそかから販売する予定でなくなり次第、販売終了となる。県神社庁は感染予防のため、正月三が日に集中しないよう参拝の分散を呼び掛けている。
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