和楽器知ろう 城東中学で箏と尺八の授業

和歌山市立城東中学校(美園町、楠見健校長)でこのほど、日本の伝統楽器への理解を深める授業があり、2年生約60人が箏と尺八について学んだ。

箏と尺八のデュオ「ゆるりら」の川端敏行さん、久保利文音さんらが訪問。「ジングルベル」「きよしこの夜」などさまざまな曲を演奏した他、それぞれの楽器の歴史を説明した。

川端さんは尺八について「古い楽器というイメージがあるかもしれないが、新しい曲も演奏できる」と話し、リコーダーとの違いは「穴の数がリコーダーより少ない」と説明。「男性が吹くというイメージがあるかもしれないが男性も女性も吹ける」と話し、橋本市出身で尺八奏者として活躍中の辻本好美さんを紹介した。

久保利さんは箏について「約1300年前に唐から伝わったもので、江戸時代に現在の箏の音楽の基礎ができた。大正時代以降に西洋音楽の影響を受けて大きく発展した」と紹介した。

生徒たちは久保利さんから箏の演奏の仕方や演奏時の姿勢を学び、演奏にも挑戦した。

箏の演奏に挑戦する生徒たち

箏の演奏に挑戦する生徒たち

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