危機管理を考えた年 尾花市長が振り返り
和歌山市の尾花正啓市長は24日、年内最後の定例記者会見で2020年を振り返り、新型コロナウイルスへの対応や、1月に国道24号花山交差点地下で発生した水道管の漏水問題などを挙げ、「危機管理を改めて考えさせられた年であり、これを事例として、さらに管理体制を十分にとっていきたい」と述べた。
新型コロナ対応には、県内で感染が発生した2月の当初から、保健所職員をはじめ全庁体制で取り組んできたとし、県の方針も受けて検査を幅広く行ったことで、「当初の発生はかなり抑制できたのではないか」と語った。
感染第3波が続いている現在は、主に大都市部が感染源との認識を示しながらも、「特に年末年始に向けて予断を許さない状況だ」と述べ、不要不急の外出を控え、症状がある場合は早期に医療機関を受診するなどの対策を、改めて市民に呼び掛けた。
漏水問題では、最終的に回避された計画断水の広報などを巡り混乱が生じたことを念頭に、「反省すべき点はあるが、最悪に備えるという面では(対応は)正しかったのではないか」とした。
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