中央市場でテイクアウト 全国初スマホ予約

和歌山市中央卸売市場(西浜)は26日、新鮮な野菜や魚介類などをスマートフォンでの簡単注文でテイクアウトできる全国初の取り組み「わかやま市場」をスタートする。期間限定の実証実験として、来年3月まで実施する。

6月の卸売市場法改正を機に、市は条例を改正し、業者以外の一般市民も買い物ができるよう、仲卸業者による市場区域内での小売販売を自由化した。

「わかやま市場」では、県の誘致で白浜町に拠点を持つIT企業、㈱ウフルのモバイルオーダーサービス「売り子ール」を活用し、スマホで事前予約した食材を、中央卸売市場で受け取れる。

予約サイトには同市場ホームページからアクセスし、利用方法なども掲載している。実施期間は、年内が26~30日の5日間、来年は1~3月の週2回(火・土曜)。時間はいずれも午前7時~正午。予約は受取日の2日前までに行う。

24日の定例記者会見で取り組みを発表した尾花正啓市長は「年末年始の商品をはじめ、新鮮なものがそろっているので、ぜひ市場でのテイクアウトを利用してもらいたい」と市民に呼び掛けた。

 

「わかやま市場」の注文画面

関連記事

同じカテゴリのニュース一覧