良い初夢で新年を ぶらくり丁で枕絵配布

和歌山県和歌山市の中ぶらくり丁商店街振興組合(川﨑博史理事長)とぶらくり丁商店街協同組合(成瀨鋼理事長)は、枕の下に敷いて寝ると良い初夢が見られるという「初夢枕絵」を製作。両商店街の協賛店約30店で無料配布している。

クリスマス、ハロウィーンなどの海外発のイベントが国内で人気を集める中、「日本に古くからある風習を大切にし、明るい新年を迎えてほしい」との思いから毎年行っており、ことしで8年目。カラー、A4サイズで2500枚を用意した。

枕絵は宝船の絵に回文(後ろから読んでも同じ文)の和歌を書き添えるか、3回唱えて枕の下に敷いて寝ると、縁起のいい夢が見られ幸運が舞い込むとされている。

デザインはことしも同市の漫画家・マエオカテツヤさんが担当。七福神が柔和な表情を浮かべており、来年の干支(えと)も登場。回文も書き込まれている。

ことしは新型コロナウイルス感染症への対応に世界が追われた。成瀨さんは1年を振り返り、「想像もしていなかったことが起こり、地域の皆さんとコミュニケーションが取りづらかった。来年はコロナが収束して皆さんと楽しく会話できるようになってほしい。厳しい状況が続くが、枕絵で心を癒やしていただけたら」と話す。川﨑さんは「正月だけでなく、年中飾っていただけたらうれしい」と話している。

 

「枕絵に心を癒やされて」と成瀨さん

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