新たに2人が感染 新型コロナ県内598人に
和歌山県は28日、いずれも県外に住む10代の男子大学生と80代の無職男性の2人が、新型コロナウイルスに感染したことが確認されたと発表した。県内の累計感染者数は598人となった。8人が退院し、28日午後1時時点で21人が入院している。
80代男性は兵庫県在住。20、23、26日に家族に同行し県内を訪れていた。25日に全身の倦怠(けんたい)感があった。26日に発熱。外出中に転倒して救急搬送され、肺炎像が確認された。発熱、せき、全身倦怠感などの症状があったという。27日に検査で陽性が判明した。重症という。
10代男性は京都市に住み、24日に田辺保健所管内の実家に帰省。26日に発熱、咽頭痛、頭痛、関節筋肉痛などがあり入院した。症状は安定している。県は家族や友人を検査する。
県福祉保健部の野㞍孝子技監は同日、県庁で記者会見し、県内の感染拡大状況について「小康状態にある。医療や福祉機関の皆さんがコロナ対策をしっかりやっていただいている」との認識を示し、「体調が悪い方は(発熱がなくても)早く医療機関に行っていただきたい」と呼び掛けた。
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