新型コロナ21人感染 3日連続で最多を更新

和歌山県は7日、県内で新たに10~70代の男女21人が新型コロナウイルスに感染したことが確認されたと発表した。

県内の累計感染者は717人となった。7人が退院し、7日午後1時時点で106人が入院している。1日当たりの新規感染者数最多更新は3日連続で、入院患者数も過去最多となった。

居住地別の感染者数は、和歌山市10人、岩出保健所管内5人、海南保健所管内2人、橋本保健所管内1人、御坊保健所管内1人、埼玉県在住で海南保健所管内に帰省の男子大学生1人、大阪府在住で和歌山市に帰省の大学生1人。

和歌山市の感染者は40代会社員女性、10代会社員男性、10代会社員男性、10代無職男性、60代無職女性、70代無職女性、40代会社員男性、40代会社員男性、60代無職女性、50代会社員女性。岩出保健所管内の感染者は、60代無職男性、30代会社員男性、30代自営業女性、10代男子高校生、10代男子大学生。海南保健所管内の感染者は40代パート職員女性、10代男子中学生。橋本保健所管内の感染者は40代男性僧侶。

御坊保健所管内の感染者は40代男性で、県日高振興局建設部の職員。業務で一般の県民と直接接触することはなかったという。昨年12月25日~28日に神奈川県内の別居家族宅を訪問。5日夕からせき、咽頭痛、全身倦怠感などの症状が現れ、翌日には37・9度の発熱があった。県は職員が勤務する執務室と共用部分を消毒した他、感染した職員と接触のあった職員を自宅待機とした。

県福祉保健部の野㞍孝子技監は7日県庁で記者会見し、1週間の人口10万人当たりの感染者数で和歌山市が17・4となり、国の分科会が示した感染者急増の指標の15を超えたことを説明。「和歌山市は一直線に右上がりとなっている。感染が拡大している地域では大勢の人が集まるようなイベントは自粛していただきたい」と述べた。年末以降の感染者急増については帰省、若者同士の飲食などが原因と見られるケースが多いとし、「感染が拡大している地域から来られた場合は一定の注意をお願いしたい。家族内感染が非常に多い。今の感染拡大を危惧しており一人ひとりの感染予防対策の実施を改めてお願いしたい」と呼び掛けた。

 

和歌山市の感染者急増に危機感を募らせる野㞍技監

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