ことしこそ福を 東の宮恵美須で十日えびす

七福神の恵比寿天に商売繁盛を祈願し、「えべっさん」として親しまれる十日えびすが各地の神社で始まった。

東の宮恵美須神社(和歌山県和歌山市吉田)では、例年は9日から11日までの3日間だが、ことしは新型コロナ対策の一環で分散参拝を呼び掛け、8~12日の5日間に延長。悪斬(あくぎり)の舞や神楽、福引などは行わず、今回初めて授与品(縁起物)のネット販売を実施している。

フェイスシールドや手袋をした福娘らが、ビニールカーテン越しに福笹や熊手などの縁起物を手渡す姿が見られた。

同神社の中野孝司代表役員は、「感染予防対策を万全にしています。ことしこそはと祈り、福を授かりにご参拝いただければ」と話した。

参拝に訪れたCarSHOPα-STARS(同市内原)の志磨村俊二代表(40)は、「自動車業界も厳しい状況だが、新たな試みなどの努力が実れば」と祈った。

 

縁起物を手渡す福娘

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