80代男性死亡  新型コロナ週末は29人が感染

新型コロナウイルス感染症に関して、和歌山県は16、17日、新たに10代から80代までの男女29人の感染が確認確認されたと発表した。県内の累計感染者は865人となった。17日午後1時時点で121人が入院している。また、新型コロナに感染し入院していた和歌山市の80代無職の男性が17日に亡くなったことも発表した。県内の死者は計11人になった。

死亡した男性は利用者の感染が確認され、県内18例目のクラスター(感染者集団)となったサービス付き高齢者住宅に入居していた。感染した職員から入浴介助を受けていたことが判明し、検査を行ったところ、今月5日に陽性が判明。同日から入院していたが、10日に症状が悪化。17日午前に新型コロナウイルスによる死亡が確認された。基礎疾患があったという。

16日に16人、17日に13人の感染が発表された。計29人のうち1人が無症状で、それ以外は安定している。保健所別の内訳は、16日は和歌山市13人、海南1人、湯浅1人、京都府在住1人。和歌山市の感染者は、20代会社員男性、40代アルバイト女性、80代無職女性、50代無職女性、40代自営業男性、20代職業不明女性、20代無職女性、50代会社員男性、50代看護師女性、60代無職男性、50代会社員男性、30代会社員男性、50代会社員女性。海南保健所管内の感染者は、20代会社員女性。京都府在住の感染者は10代会社員男性で和歌山市の実家に帰省中だった。

17日の感染者は和歌山市6人、海南1人、橋本3人、湯浅2人、田辺1人。和歌山市の感染者は50代団体職員男性、70代無職男性、40代会社員男性、50代会社役員男性、30代会社員男性、20代会社員男性。海南保健所管内の感染者は、20代医療機関職員の男性。

和歌山市の人口10万人当たりの新規感染者数は20・8。県福祉保健部の野㞍孝子技監は16日の記者会見で「感染経路が不明のケースが多くなってくると問題。1度にどっと増えると調査も行き届かなくなる。そういったことを危惧している」と話した。

 

県内の感染状況を説明する野㞍技監(16日、県庁)

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