学術振興や文化・芸術支援 現場第一、対話重視の一年に

浮島 智子

新しい年を迎え、早ひと月が過ぎました。今年は新型コロナウイルス拡大という厳しいなかでの幕開けとなりました。例年ならたくさんの新年の集いで皆さまにお会いさせていただくのですが、今年はそういう場がほとんどないなかでの1カ月となりました。そんななか、和歌山放送での「新春報道スペシャル和歌山県関係国会議員座談会」に出演させていただきました。そのなかで今年のキーワードを「希望勝利の一年に・現場第一・対話・連携・スピード感をもつ」と発表致しました。現場のお声をしっかりとお聞きし、対話を大切に、公明党は、国と地方のネットワーク政党チーム3000として、スピード感をもって仕事をしていかなくてはならない。そして、一人ひとりがコロナ対策をしっかりしたうえでコロナに打ち勝ち、希望をもって勝利の一年にしていきたいと決意致しました。
1月18日、第204通常国会が召集されました。私は先週、衆議院の文部科学部会で「国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)法の一部を改正する法律案」について、今回改正案に盛り込まれた「基本方針」の策定、資金運用担当理事の任命、運用監視委員会委員の任命など、大臣に与えられた権限を踏まえ、どのように長期・安定な運用を確保するための人材を集めJSTのガバナンスを確立するのか。また、大学において、自由な発想に基づく研究上の挑戦があふれ、大学院博士課程の学生さんや若手研究者が腰を据えて、研究に没頭できる環境、社会的な価値の創出を軸とした大学における資金の「好循環」をつくっていくこと等の重要性を萩生田光一文部科学大臣に質問致しました。
また、私が取り組んでまいりました夜間中学の増設について、先週、1月25日の予算委員会で、公明党から菅首相に「首相のリーダーシップで全国に設置を」と質問し、菅首相から「今後5年間で全ての都道府県と政令指定都市に少なくとも一つ設置されることをめざし、取り組む」との返答をいただきました。
先週、28日に、令和2年度の第3次補正予算が可決・成立致しました。ここには、コロナ禍において、舞台や公演の中止や延期が相次ぎ、窮地に陥っている文化芸術に携わる方々にさらなる追加支援が必須であることから、現場に携わる、文化芸術関係の皆さまからのさまざまなご要望を反映して、新型コロナウイルスによって打撃を受けた音楽や演劇などの文化芸術に対する支援を強化するため、イベント動画の海外配信にかかる費用や感染防止を徹底した上でのイベント開催費用を補助する事業などに、370億円の予算を計上致しました。
今年は、「紀の国わかやま文化祭2021」、「紀の国わかやま総文(全国高等学校総合文化祭)2021」という全国規模の文化の祭典が、和歌山で開催されます。和歌山県の文化・芸術の大いなる発展に向け本年も現場第一で頑張ってまいります。

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