新たに2人感染 県「気を引き締め対応」

和歌山県は1日、県内で新たに和歌山市の男女2人が新型コロナウイルスに感染していることが確認されたと発表した。県内の累計感染者は1065人となった。9人が退院し、1日午後1時時点で87人が入院している。また、新型コロナに感染し入院していた80代女性(橋本保健所管内在住)が1日に死亡したことが確認されたことも発表した。

亡くなった女性は1月18日に医療機関を受診。抗原検査で陽性となり入院した。22日から酸素投与を受けていたが、その後病状が悪化。30日には重篤となり、1日午後に死亡が確認された。
複数の基礎疾患があったという。県内の死者は15人目。

1日の新規感染者は60代介護事業所職員女性と20代会社員男性。60代女性は、すでに職員や利用者の感染が判明しクラスター(感染者集団)に認定されている「シルバーハイム新在家」の職員。1月13日以降4度にわたり検査を受けいずれも陰性だったが、30日に発熱と関節筋肉痛があり、検査の結果、陽性が判明した。現在入院しており、症状は安定している。

県福祉保健部の野㞍孝子技監は1日県庁で記者会見し、「新規の感染者がかなり減ってきている。和歌山市の(感染)動向が県全体に影響している。引き続き気を引き締めて対応したい」と話した。

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