感染者「入院がベスト」 知事会で仁坂氏

全国知事会(会長=飯泉嘉門徳島県知事)は6日、新型コロナウイルス緊急対策本部の会合をオンラインで開き、国への提言をまとめた。

対策本部は東京都内の都道府県会館と各道府県庁をウェブでつなぐ形で開催。仁坂吉伸知事は15番目に発言し、和歌山県庁の知事室から画面を通じて考えを発信した。

仁坂知事は新型コロナに感染した人の入院について「感染者の命の安全を考えれば入院がベスト。政府は東京のことばかり考えているのかなと思ってしまう」と述べた。また、東京都などが感染経路や感染者の濃厚接触者を調べる積極的な疫学調査の対象を限定する方針としていることについて「感染が収まってきたらぜひ再考をお願いしたい。全ての地方の県民の願いだと思う」と述べた。

提言では、ワクチンの接種に関して十分な量を確保し、供給時期の情報を早く詳細に示すことや、市町村に過度な事務負担を課さないよう、システムの対応を早急に行うことなどを求めた。

画面を通じて発信する仁坂知事㊨

画面を通じて発信する仁坂知事㊨

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