葛城修験シンポ 3月7日日本遺産認定記念

和歌山、大阪、奈良の境にそびえる峰々で行われている葛城修験が日本遺産に認定されたことを記念したシンポジウム「葛城修験―里人とともに守り伝える修験道はじまりの地」が3月7日午後2時から、和歌山県和歌山市の県民文化会館・大ホールで開かれる。

修験道の開祖といわれる役行者(えんのぎょうじゃ)が初めて修行を積んだ地で、世界遺産の吉野・大峯と並ぶ「修験の二大聖地」と称されている。役行者が法華経を1品ずつ埋納したという28の経塚があり、今も修験者たちは、その経塚や縁の神社、滝や巨石を巡っている。

シンポジウムは葛城修験日本遺産活用推進協議会(県観光振興課内)が主催。
地域に残る文化や文化財の保存・活用とともに、日本遺産に対する住民への理解促進を目的に基調講演とパネルディスカッションを行う。

本山修験宗管長で聖護院門跡門主の宮城泰年さんが「現代に受け継がれる修験道の奥深さ」を演題に基調講演。パネルディスカッションでは「加太・友ヶ島と和泉山脈の葛城二十八宿」をテーマに、和歌山大学教育学部の大橋直義准教授、和歌山市立博物館の小橋勇介学芸員、加太浦大護摩供顕彰会の藤井保夫会長が意見を交わす。

参加無料。事前申し込みが必要で、先着400人。

問い合わせは同会(フリーダイヤル0120・189・222=受付時間は平日午前10時~午後5時半)。

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