関西の宣言解除は「朗報」 決定受け知事

政府が26日、新型コロナウイルスの緊急事態宣言を大阪・兵庫・京都を含む6府県で28日に解除すると決めたことを受け、仁坂吉伸和歌山県知事は記者団の取材に「県にとって関係が深い地域の解除は喜ばしい。感染が減少していること自体が朗報だ」と語った。

仁坂知事は、関西3府県の宣言解除の背景として、感染者の調査や濃厚接触者の囲い込みなど、和歌山や各府県が積極的に進めてきた保健医療行政の取り組みの経験を、関西広域連合で共有してきたことを挙げ、宣言解除が見送られた首都圏とは、保健医療行政を重視する取り組みの差が現れたとの認識を示した。

一方で、「もう大丈夫と思うような状況ではない」と述べ、引き続き感染拡大防止の努力が必要であるとし、県民に対しては、3府県への不要不急の外出はしないことなどを呼び掛けた。

感染減へ保健医療行政の重要性を話す仁坂知事

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