投打かみ合い大勝発進 市高が向陽と練習試合

19日開幕の第93回選抜高校野球大会に出場する市和歌山は6日、和歌山県和歌山市六十谷の同校グラウンドで県立向陽高校と練習試合を行った。

この日から高校野球の練習試合が解禁となり、市高は向陽と2試合を戦い、ともに大勝した。

第1試合には主力選手の多くが出場し、18―0で快勝。市高は1回表、相手の先発投手・田中の立ち上がりを攻めて3点を先制。4回は3番・松川が左越えに満塁本塁打を放つなど一挙6得点を挙げる猛攻を見せ、試合を優位に進めた。5回以降も毎回得点と攻撃の手を緩めなかった。投手陣は伊藤が先発し、4回から米田が登板。直球を中心にテンポ良く打ち取り、無失点リレーを見せた。

打撃に加え、守りでもチームを引っ張った松川虎生主将は「甲子園の1回戦をイメージしてプレーした。打席では初球から振っていくことを意識した。チームの目標は日本一。個人としてはここぞという時に1本出せるようにしたい」と振り返った。好投した米田天翼投手は「直球でどんどん押した。テンポ良く投げられたと思う。冬場は変化球の精度や制球力を上げることに力を入れてきた。甲子園では(昨秋の近畿大会で敗れた)智弁学園にリベンジしたい」と力強く話していた。

第2試合も17―3で勝利した。

市和歌山は大会4日目の22日、第1試合で県岐阜商(岐阜)と対戦する。

関連記事

同じカテゴリのニュース一覧