ギャラリーで地元企業応援 きのくに信金

きのくに信用金庫海南支店(和歌山県海南市日方、青山栄三支店長)は、同市藤白の㈱野田商店(野田智也社長)が運営するスイーツ販売店「3時のかんぶつ屋さん」のリニューアルオープンに合わせて、店舗内に同支店のコーナー「Specialty Gallery(スペシャルティ ギャラリー)」を開設した。地元企業などにスペースを開放し、商品PRに役立ててもらう。

同店はスイーツを販売しており、隣接の倉庫も店舗とするため拡張を進めていた。自社が取り扱う乾物や各種加工食品を販売する予定としていたところ、同金庫から、地元企業を紹介し支援する「わがまち応援プロジェクト」の話を聞いた野田社長は、ギャラリーとして提供することを快諾。連絡を受けた同金庫の職員たちは、商品などを展示する高さ約2㍍の棚を手作り。野田さんはギャラリーと「3時のかんぶつ屋さん」を合わせた同店の名称を「マルサン野田商店」とした。

ギャラリーでは約1カ月間の展示限定販売を予定。初出展する同市日方の角田清兵衛商店は、特殊加工が施され食器洗浄機で洗えるわんや、紀州ヒノキをくり抜いて作った弁当箱などをコーナーに並べている。

代表の角田清兵衛さんは「話をもらった時は大変うれしかった。初日にもいくつかの商品が完売している。週2回ほどギャラリーに立ち、来客の皆さんに漆器の良さを直接伝えることができれば」と話していた。

青山支店長は「今回は得意先の角田さんに出展してもらったが野田さんも得意先であり、両者の顧客がそれぞれ商品を購入してもらえれば」と相乗効果に期待を寄せている。

同店は午前11時~午後7時(日曜は午前10時~午後6時)、定休日は月曜(祝日も同様)。詳しくは同店(℡073・482・3424)。

きのくに信金特設コーナーの前で(右から)青山支店長、野田社長、角田社長

きのくに信金特設コーナーの前で(右から)青山支店長、野田社長、角田社長

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