県教委2362人異動 校長の女性比率が増加

和歌山県教育委員会は25日、4月1日付発令の人事異動を発表した。異動規模は2362人(前年度比128人減)。事務局等職員が228人(前年度比41人減)、教職員が小中学校と県立学校を合わせて2134人(前年度比87人減)で、大幅な組織改編があった前年度と比べるといずれも減っているが、平年並みとなった。

異動の方針として、ICT教育や高校教育の充実、スポーツや文化の振興をはじめ、さまざまな喫緊の課題への迅速な対応などを踏まえたとしている。

事務局等職員は、学校から意欲ある職員の発掘・登用を行うとともに、知事部局との人事交流も積極的に行った。配置換えが218人(同37人減)で、うち昇格は20人(増減なし)、女性は56人(同22人減)。退職は10人(同4人減)となっている。

教職員は、小中学校が1456人(同148人減)、県立学校は678人(同61人増)が異動。女性管理職は、校長が小中学校、高校、特別支援学校を合わせて75人、教頭は129人、事務長は13人で、全体の25・8%を占めている。ほぼ前年度並みとなったが、校長は前年度比3・3ポイント増で19・9%に増えた。

新規採用者は小中学校、高校、特別支援学校、養護教諭を合わせて360人、退職者は小中学校、県立学校の合計で577人(同27人減)だった。

21年度は課室の新設、統合などの組織改編は行わない。

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