新型コロナ8人陽性 感染者が再び増加傾向

和歌山県は25日、県内の10歳未満~60代の男女8人が新たに新型コロナウイルスに感染したことが確認されたと発表した。いずれもすでに感染が発表されている人の濃厚接触者。県内の感染者は累計1228人で、2人が退院し、同日午後1時時点で入院中の患者は47人となった。

新たに感染が分かった8人は、保健所管内別で和歌山市が7人、岩出が1人。

このうち同市在住の60代男性は市内の中学校に勤務する教職員で、接触があった生徒3人と教職員5人を検査する。

市内在住の20代女性看護師の陽性も判明したが、勤務先の医療機関に検査の対象者はいない。

さらに、発表済みの陽性者のうち新たに5人が変異株によるものと分かり、変異株の感染者は累計22人となった。

また、感染状況の指標の一つ、直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者数は、昨年11月の第3波以降で1月20日の14・1人がピーク。その後は減少傾向だったが、3月14日から再び上昇し、25日時点で4・2人となっている。

県福祉保健部の野㞍孝子技監は「人の移動が激しくなる時期であり、変異株という新たな要素も加わっている」として、感染予防の徹底や、体調不良の際は早く医療機関を受診するよう改めて県民に呼び掛けた。

感染予防の徹底を改めて呼び掛ける野㞍技監

感染予防の徹底を改めて呼び掛ける野㞍技監

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