県内にも第4波 感染再拡大で知事が危機感

仁坂吉伸和歌山県知事は30日、県庁で定例記者会見し、県内での新型コロナウイルスの感染拡大状況について「第4波と言ってよいと思う」との認識を示した。

県内では今月14日から新規感染者が再び増加。陽性者のうち変異株スクリーニング検査で陽性となる人(7日間移動平均)の割合も上がっている。仁坂知事は「それまで(一日の新規感染者数が)ゼロや1人とぱらぱらでやれやれと思っていたら増えてきた。入院患者も結構増えている」、変異株については「もう変異種だらけと言ってよいと思う。家族や同僚に割と簡単にうつってしまう」と述べた。

新規感染者数が急増している大阪府などの状況については「近隣地域は感染が急拡大している」との見方を示し、「感染が拡大している地域での接待を伴った飲食は控えていただきたい」と呼び掛けた他、歓送迎会や宴会を伴う花見なども極力控えるよう求めた。

また、発症から医療機関の受診までに日数が経過しているケースがあることにもふれ、「ちょっとでも熱が出たり、倦怠(けんたい)感があったら、まずはコロナを疑ってクリニックを受診してほしい」と呼び掛けた。

感染拡大防止への強力を呼び掛ける仁坂知事

感染拡大防止への強力を呼び掛ける仁坂知事

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