家族以外で利用控えて カラオケに関し知事
仁坂吉伸和歌山県知事は7日、県庁で定例記者会見を開き、県内の新型コロナウイルスの感染拡大状況について「家族にうつすスピードがものすごいことになっている」と述べ、感染の急速な広がりに強い危機感を示した。
県内では6日に20人の新規感染が発表されるなど、連日2桁の感染者が発表されている。感染者のうち変異株陽性となった人は6日午後1時時点で102人。164人が入院している。
入院患者が増加する中、県は変異株感染者の療養について、県独自の運用基準を発表。国の本来基準ではPCR等検査で2回連続陰性が確認されるまで入院となっているのに対し、県独自の基準では、発症者は発症から少なくとも15日間は入院、無症状者は検体採取から10日間は入院とし、その後は自宅療養が可能となっている。仁坂知事は今回の対応について「今は感染者数が多くなっている。患者さんもなかなか退院できない」と述べた。
カラオケ関連の感染が目立つことから、「家族や1人でのカラオケは、とやかく言うつもりはない」とし、家族以外とのカラオケについて「カラオケでうつっているのがものすごく多くなっている。今ちょっとリスクが高まっている。しばらくの間控えてほしい」と呼び掛けた。
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