コロナ禍の市議補選 投票所は感染防止策徹底

辞職と死去に伴う和歌山県の海南市議会議員補欠選(欠員2)は11日の投開票に向け、田村秀明さん(67)、池原弘貴さん(51)、杉本博美さん(47)の無所属新人3候補による選挙戦が繰り広げられている。

新型コロナウイルス感染拡大の「第4波」のさなかにあって、各候補者ともに密を避けた戦いを余儀なくされており、集会は開かず市民との握手を控え、選挙カーで公約を訴えるなどの限られた方法で手探りの選挙戦になっている。

同市選挙管理委員会は、投票日前日の午後8時まで受け付ける期日前投票所(保健福祉センター、下津行政局、住民センター)の入り口に消毒液を設置。有権者には手指消毒を呼び掛け、候補者名を書く鉛筆は回収箱に入れて再度消毒して使用する。事務職員や立会人はマスクとフェイスガードとゴム手袋を着用するなど、接触や飛沫(ひまつ)の感染防止対策に取り組む。市内に47カ所ある投票所でも同様に安全安心を確保するためのコロナ対策を講じている。

11日の投開票日は午前7時から午後7時(東畑地区は午後6時)まで行われ、同日午後8時半から同市大野中の市総合体育館で即日開票される。

 

使用後の鉛筆は回収するなど工夫する期日前投票所

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