新型コロナ新たに29人 90代の女性が死亡

和歌山県は19日、県内で新たに10~90代の男女29人が新型コロナウイルスに感染していることが確認されたと発表した。また、新型コロナに感染し入院していた和歌山市の90代女性が死亡したことも発表した。

死亡した女性は今月7日に陽性が判明。8日に入院し、肺炎像が確認された。12日から酸素投与を受けていたが18日に死亡が確認された。基礎疾患があったという。県内の死者は累計20人となった。

県内の累計感染者は1807人となった。12人が退院し、19日午後1時時点で328人が入院している。

19日に感染が発表された29人の保健所管内別の内訳は、和歌山市12人、岩出3人、湯浅2人、御坊9人、田辺3人。

直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者数は、県全体が26・8人、和歌山市は36・5人となった。御坊市湯川町財部の「すなっく悦子」では、来店客と従業員計10人の感染が判明。県は県内42例目のクラスター(感染者集団)に認定した。また、感染者のうち2人が同市湯川町財部の「居酒屋はるちゃん」の従業員であることが判明。県は今月11~17日に「居酒屋はるちゃん」を訪れた人は最寄りの保健所に速やかに連絡するよう呼び掛けている。

県福祉保健部の野㞍孝子技監は19日県庁で記者会見し、県内の感染状況について「強い危機感を持っている。本当に高齢者(の感染)が多い。感染予防対策が重要」と述べた。

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