地域に愛されて75年 県庁近くの「まつや」

和歌山県庁からほど近い和歌山市雑賀屋町にある「まつや」は、店内飲食だけでなく仕出し、配達、テークアウトなども行うレトロな雰囲気が残る店です。

ことし創業75年目を迎え、80歳になる店主の花岡豊さんは今も現役で厨房に立ち、料理を提供しています。

同店の50品を超えるメニューに、驚く人も多いといいます。戦後、現在の場所でうどん屋として創業。議会や災害で残業する県庁職員らに料理を提供していた際、職員らが味に飽きないようにと、メニューが増えていったとか。

オムライスやカレーライス、うどんにスパゲッティ、丼などがずらりと並ぶ。クリームソーダやチョコレートパフェもあり喫茶メニューも充実。店主のおすすめは「ビフカツサンド(1320円)」だといい、やわらかいヘレカツにデミグラスソースを絡めパンでサンド。店内だけでなくテークアウトもでき、観光で和歌山城を訪れる人や、差し入れなどに手軽に食べられる一品となっています。

県庁を退職した人も同店の思い出の味を求め、来店しているといいます。花岡さんは「お客さんにかわいがってもらって今がある」と話し、今後について「続く限りやりたい」と意欲を語ります。

オードブルや舟盛り、会席などもあります。2階は100人まで可能な宴会場になっています。

【まつや】雑賀屋町東ノ町64の1▽℡073・431・3371▽休みなし▽午前10時半~午後9時半

花岡さん夫妻

花岡さん夫妻