コロナ禍での格差是正を 第92回県中央メーデー

第92回県中央メーデーが1日、和歌山市北出島の県勤労福祉会館プラザホープで開かれた。

新型コロナウイルス感染拡大防止のため、式典のみの実施とし、会場に来られない人のために動画投稿サイト「ユー・チューブ」で式典の様子を配信した。

実行委員会の琴浦龍彦実行委員長はあいさつで「コロナ禍を、より深刻なものとしている原因は、歴代の自公政権が進めてきた新自由主義的政策にある。一握りの富める者と大多数の庶民との格差がとてつもなく広がっているのが日本の社会だ」と訴えた。「ケアに手厚い社会、人間らしく働けるルールのある社会、ジェンダー平等社会、誰もが自分らしく生きられる社会を求める」とし、衆議院選挙に向け、「全国でも和歌山でも本気の野党共闘を強く求めたい。私たちもそのために全力で奮闘したい」と力を込めた。

メーデー宣言では、「医療、介護、公衆衛生の体制強化を求める国民の声を集めて政府に迫りましょう。差し迫る解散、総選挙に向けて、市民と野党、労働組合の共同で政権交代実現を目指し奮闘しましょう」などと声を上げた。

「軍事費よりもコロナ対策を」と書かれたボードを手にする参加者たち

「軍事費よりもコロナ対策を」と書かれたボードを手にする参加者たち

関連記事

同じカテゴリのニュース一覧