介護保険還付金に注意を 県警が呼び掛け

和歌山県内で27日、市役所の職員をかたる男から「介護保険料の還付金がある」などと不審な電話があり、現金を引き出される特殊詐欺被害が相次いで発生。県警は注意を呼び掛けている。

被害に遭ったのは和歌山市の60代の女性2人。それぞれ49万9200円、49万9220円をだまし取られた。

北署管内の女性宅に同日午前9時30分ごろ、市役所の職員をかたる男から「介護保険のお金を多く頂いていたので3万8000円返金します」などと電話があった。約10分後、銀行のコールセンターを名乗る男から「最寄りの銀行か郵便局のATMに行っていただければ入金します」などと電話があり、女性は金融機関のATMで、通話しながら操作し、現金49万9200円を振り込んでしまったという。

また同日午前11時50分ごろ、東署管内の女性宅に市役所職員をかたる男から「介護保険料の払い戻しがある。どこの金融機関の口座を持っていますか」などと電話があり、女性は自身が管理する口座を伝えた。その後、女性は最寄りのスーパーのATMに行き、教えられた番号に電話をかけ、対応した金融機関のコールセンターを名乗る男に指示されるまま、現金49万9220円を振り込んでしまったという。

県警は不審な電話があった場合は、詐欺被害防止専用ダイヤル「フリーダイヤル0120・508・878」(これは・わなや)への相談を呼び掛けている。

関連記事

同じカテゴリのニュース一覧