城ホールの工事中断 クラスターの発生で
和歌山市七番丁の新市民会館「和歌山城ホール」建設工事現場で新型コロナウイルスのクラスター(感染者集団)が発生したことを受け、尾花正啓市長は5月30日、31日から6月6日までの1週間、工事を中断し、現場の消毒などを行うと発表した。10月10日までの工期中に完成できるか微妙な状況となっている。
県は30日までに工事関係者30人(うち2人は県外計上)の陽性を確認。県内最大のクラスターとなった。市は25~29日で工事の就労者435人の検査を終えたが、工事再開の前には再検査を行うとしている。
工期への影響について尾花市長は、「元々厳しい工程だったので影響はある」とし、10月30日に開幕する「紀の国わかやま文化祭」には間に合わせたい考えを示したが、「場合によっては旧市民会館を使用することも検討しないといけない」と述べた。
同ホール建設には、建築、電気設備、機械設備の各工事を受注した共同企業体に計7社が参加しており。2019年7月から工事を進めている。
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