コロナ対策など補正案 和歌山市議会が開会

和歌山市議会6月定例会は4日開会し、市当局は総額18億7096万円を増額する本年度一般会計補正予算案などを上程した。

尾花正啓市長は本会議冒頭のあいさつで新型コロナウイルスの感染拡大状況にふれ、「(市内の)感染者は4月下旬をピークに減少に転じているが、まだまだ予断を許さない状況だ」と説明。高齢者へのワクチン接種について「着実に接種を進めている。希望する高齢者が1人も取り残されることがないよう取り組む」と述べた。

議長、副議長の選挙が行われ、議長に吉本昌純氏、副議長に薮浩昭氏が選ばれた。

補正予算案は新型コロナウイルス対策が中心。医療関係では、感染拡大に伴い増加しているPCR検査の公費負担に7869万円、入院医療費に1億3244万円を計上。PCR検査などの迅速化に向けて、市衛生研究所の高度安全実験室の拡充などには5957万円を投じる。補正後の総額は1465億3528万円となる。

6月議会は22日までの19日間。8~11日に一般質問、14~18日に常任委員会を予定している。

新型コロナについて語る尾花市長

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