県産食品をもっと便利に ECモール刷新

和歌山県は1日、県産品の販売サイト「ふるさと和歌山わいわい市場」をリニューアルし、「おいしく食べて和歌山モール」をオープンした。購入先の大手EC(電子商取引)モールが選べるなど、より利用しやすくなり、県食品流通課は「県産の食品が全てそろうようなサイトを目指す」と話している。

従来の「わいわい市場」は、ヤフー・ショッピングのサイトだったため、ヤフーでの販売に対応していない県内事業者は参加できなかったが、「和歌山モール」は、楽天やアマゾンなど他の大手ECモール、事業者の自社サイトなどから購入ルートが選べる。より多くの県内事業者が参加でき、購入者も決済方法の選択肢が広がり、便利になっている。

商品をより見やすく、購入しやすいよう、カテゴリーによる商品分類、事業者やキーワードによる検索に加え、タグでの検索機能も新たに搭載。「#ギフト」や「#詰め合わせ」など多様なタグにより、購入者の目的に応じて商品を探すことができる。

季節や催事に合わせた商品特集や、ブランドのストーリー紹介などのコンテンツも充実させ、現在は「お中元&夏ギフト」特集を実施中。商品を日替わりでランダムに取り上げる「ピックアップコーナー」も設置した。

県は、県内事業者のECサイト立ち上げを補助する事業も進めており、利用者には「和歌山モール」への参加を呼び掛け、連動して商品の知名度向上や集客増を図っていく。

さらに11月ごろには、バイヤー向けに事業者間取り引き(BtoB)のコーナーも立ち上げる予定。県産品のデータベースや、ウェブ上で商談ができるシステムを構築していく。

 

「おいしく食べて和歌山モール」をPRする県食品流通課の職員

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