1.13倍に上昇 県内5月の有効求人

5月の和歌山県内の有効求人倍率(季節調整値)は前月比0・05㌽上昇の1・13倍だった。和歌山労働局は「求人が求職を上回ったものの、求人が弱含んでおり、厳しさがみられる。新型コロナウイルス感染症が雇用に与える影響に、引き続き注意する必要がある」と雇用情勢の判断を据え置いている。

近畿の有効求人倍率は1・05倍(前月比0・01㌽上昇)、全国は1・09倍(前月と同じ)。

5月の県内の新規求人(原数値)は前年同月比13・4%増の5285人で3カ月連続の増加。有効求人(季節調整値)は前月比3・6%増の1万6746人で、3カ月連続の増加となった。

新規求人を産業別にみると、前年同月に比べ増加したのは医療・福祉(179人増)、製造業(129人増)、宿泊・飲食サービス業(105人増)など。卸売・小売業(63人減)、教育・学習支援業(55人減)などで減少した。

新規求職者(原数値)は前年同月比1・4%減の2914人で4カ月ぶりの減少。有効求職者(季節調整値)は前月比1・2%減の1万4813人で2カ月ぶりの減少となった。新規求職者(パート含む常用、原数値)のうち在職者は648人、離職者は1978人だった。

正社員について(いずれも原数値)は、有効求人倍率は0・79倍で、前年同月比0・10㌽上昇。有効求人は同19・9%増の6795人、有効求職者は同5・1%増の8627人となった。

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