短冊に願い込めて 県立博物館に七夕飾り

和歌山県立博物館(和歌山市吹上)のロビーでは、園児が手作りした七夕飾りが来館者を出迎えている。そばには、訪れた人が短冊に願い事が書けるよう、記帳台も設けられている。7日まで。

1994年7月7日の七夕の日に同館がプレオープンしたのにちなみ、2001年から同館友の会と近隣の岡山幼稚園の園児らが一緒に七夕飾りを笹に飾る催しを始めた。

昨年は新型コロナウイルス感染症の影響を受け中止。ことしは密にならないよう笹の飾り付けは同園で行った。

ロビーに並んだ7本の笹には、園児が折り紙で作った色とりどりの菱飾りや輪飾り、貝飾りの他、クレヨンで書いたトマトやキュウリ、笑顔がかわいい彦星と織り姫の紙人形などが飾られている。

また来場者が書いた短冊には、「おやさい、いっぱいたべて、トミカをもらいたいです」といった愛らしい願い事の他、「コロナがおわりますように」や「マスクせずに出かけられますように」といった新型コロナウイルスの収束を願った短冊も見られた。

同館副館長の西山耕司さんは「園児たちが頑張って作ってくれた笹飾りをぜひ見に来てください。コロナ禍ではありますが、皆さんの願いがかないますように」と話していた。

願い事を書いた短冊と園児らの七夕飾り

願い事を書いた短冊と園児らの七夕飾り

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